共栄アグリ

なぜ? きくらげなのか。

なぜ? きくらげなのか。

 

従業員の解雇や工場閉鎖の危機から

熊本県南部(人吉市)の盆地に位置する半導体関連の工場の仕事がゼロになりかねない、リーマンショックでの従業員の解雇や工場閉鎖はなんとか避けたいとの思いで、新規事業を模索してたところ、人吉市から菌床きくらげの特産地化の話をいただいたのが転機になりました。

年間通して製造栽培ができることと、品質管理のノウハウが活かせることから、農業生産者より製造業の方が参入しやすい分野だと判断しました。
一から始めるのであれば、” 世間の役に立ち皆が喜ぶものを作りたい、 雇用を守り街の活性化にも繋がる ”と思い、参入を決意しました。

 

 

 

精密会社の挑戦

 

<創生> -人吉市のために- 2009年

従業員の雇用確保と人吉市のきくらげ特産地化計画及び町おこしのために、生きくらげの菌床製造や栽培方法など日本全国を回り、約1年間の研修を受けて技術とノウハウを学ぶ。

 

 

<挑戦> -菌床製造スタート- 2010年

人吉工場の空きスペースを活用し、半導体事業で培った温度湿度・空調管理の技術を活かしクリーンな設備内で、純国産の菌床製造に着手する。

約1年で手狭になり、製造培養施設を移設。施設を4回に渡り拡張し、供給ラインを増加させた。

 

 

<困難> -季節と気温- 2010年

人吉きのこ生産組合は当初、夏季はきくらげ・冬季はしいたけの菌床製造を計画していたが、冬季の気温や湿度の管理が難しい栽培に生産は難航した。

あわせて、菌床の販売も減少した。

 

 

<思考> -雇用継続のために- 2011年

人吉球磨地方の空き工場や土地を活用し、通年の栽培棟を新設。

また、菌床栽培も増加した。

 

 

<再挑戦> -精密電子部品の会社がきのこ販売へ- 2012年

地産地消のメリットを活かし、地元人吉市のスーパーマーケットから販売スタート。

地元で栽培した生きくらげに興味を示してもらえたので人口が多い熊本市内へ営業開始。

熊本市内では思うように成果が出なかったが、味や美味しさに自信があり日本最大マーケット市場がある東京の展示会に出品する。

有名料理人に叱咤激励をいただき品質改良や栽培方法の見直しを繰り返し、肉厚でプリプリな生きくらげの栽培に成功する。

東京の展示会で大手デパートの目にとまる。

 

 

 

 

 

共栄アグリが純国産にこだわり、試行錯誤を重ねた菌床栽培。

肉厚プリプリな食感と美味しさの秘密がここに。

 

 

 

 

共栄アグリはここからはじまった。

そこは、熊本県の南部に位置し鹿児島・宮崎両県に境を接していて、

日本三大急流の一つ「球磨川」が人吉球磨の中心を東西に貫流する山紫水明の地。

 

 

 

 

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